――黒川社長は、どういった業態の会社を経営されているのですか?
「GALLERY・2という屋号で、スポーツ用品の小売業を行なっています。日本全国に8店舗を展開していまして、売り上げの中でフッ トサルが締める割合は約15%です」

――15%というのは多いですよね。
「そうですね」

――ペスカドーラ町田の前身のカスカヴェウ時代から、チームとの交流があったということですが、出会いはいつですか?
「正確には覚えていないんですが、出会いは6年ぐらい前ですね。 深く付き合うようになったのは、2004 年の春に渋谷パルコクワトロ店(現在は渋谷EDGE店に移転)をオープンした時です。渋谷店では、フットサルを社会人スポーツとして押し出したかったので、甲斐さんやアスレタの丸橋さん達に『協力してください』というお願いをしました」

――渋谷の一等地にフットサルを全面に押し出したGALLERY・2がオープンしたのは、業界でもセンセーショナルな出来事でした。
「なぜフットサルにこだわっているかと言うと、日本には社会人スポーツが少ないからです。フットサルは、首都圏が発信源となる社会人スポーツにふさわしいと思うのです。
我々が首都圏で大手と対抗して売り上げを確保するためには、マイナースポーツに力を入れるべきだと思いました。今更、Jリーグやプロ野球の応援はできない。我々の会社の規模でやれることは、これからメジャーになりそうなフットサルの応援だったのです」

――カスカヴェウ時代からチームスポンサーを続けていますが、それによる費用対効果や広告効果はありましたか?
「我々がチームスポンサーになったのは、費用対効果を期待してというよりも、社会人スポーツ、地域密着スポーツを応援しようとい うことが会社の理念だからです。スポーツショップだからスポーツを応援しようというのが、チームスポンサーになった動機ですね。
費用対効果、広告効果というのは、二の次だったんですが、結果的に甲斐さん達がそれをしてくれたというのはありますね」

――選手パートナーシップの話を聞いて、どう思われましたか?
「僕らもそういうことをしたかった、というのが最初の感想ですね。 チームを応援するのもいいのだけれど、その中の選手個人を応援することで、もっと親しみが沸くんじゃないかと思いました。 そもそも根底には『日本はスポーツ選手が冷遇されている』という思いがあります。日本でプロスポーツ選手として飯が食えているのは、メジャー競技とマイナー競技のごく1部だけです。我々は、スポーツしている人に飯を食わせてもらっている。一方でマイナー競技だと、その競技のトップクラスの選手でも飯を食べていけない人達がいる。できることならフットサルにプロの選手が増えてほしいし、子供達が憧れる存在になってほしい。だから、選手個人の応援は僕らとしては望むところでした」

――今、会社として応援しているスポーツ選手は、ペスカドーラ町田以外にもいるんですか?
「ラクロスで1名、山田幸代という選手を応援しています。彼女は『子供が将来ラクロスをやりたいと言ってくれれば私はそれでいい』と言っていて、僕らもそうだから応援するよと」

――ペスカドーラ町田の選手は?
「甲斐選手、滝田選手、日根野谷選手です。日根野谷選手は、町田店で働きながらという新しい形態です」

――その選手達に期待することは何ですか?
「滝田選手に最初に言ったのは、『あなたがスポーツ選手の地位を向上させたいと思っていて、そういう試みをしてくれるのなら応援するよ』と。応援することが決まってからは、『費用対効果についても考えていかないといけないね』と伝えました。例えば、普段着でも『GALLERY・2』のロゴが入ったものを着るとか。それはうちを宣伝してほしいということではなくて、そういう試みが次の展開に繋がっていくと思っているからです。最近、『僕は何をすればいいですか?』と滝田選手に聞かれたので、 『オマエの仕事は、日本代表になることだよ』と言いました。フットサル選手の地位を上げてもらうために、子供達の憧れの存在になってもらいたい。誰よりもファンを大事にしてほしいし、人々 に感動を与えられるパフォーマンスをしてほしい。それが選手に期待することですね」

――応援している選手に対する想い入れはありますか?

「はい、もちろんあります。社員を見ていてもそうですね。だから僕が一番つまらないのは、甲斐さんが出ない試合なんです。選手パー トナーシップという制度は、自分のそういう経験からしても、いいものだと思います。チームからもらう感動と、個人からもらう感動、その両方をもらえますから。地域密着スポーツを応援する立場としては、最終的にはチーム+個人という形で応援するのが一番楽しいのかな。好き嫌いという感情があって、それが感動に繋がっていくと思いますから」

――フットサルを知らない方でも、この制度はお勧めですか?
「今は、企業がイメージアップのために地域密着や社会貢献に取り組む時代になってきていますよね。その1つとして環境問題がありますが、ウチは、環境ではなく感動。これからの世の中は新しい価値観として環境と感動が重要視されると思うのです。そして人々に感動を与えられるものとして、スポーツの価値は上がるんじゃないかなと。これは僕らの願望でもあるんですけどね。フットサルの良さというのは、運動量が少なくてもできる、少人数でできる、男女でできる、子供でも年寄りでもできる、30 分単位で貸してくれるコートもある、体育館でできる、手軽な都市型のスポーツであることだと思います。競技者の層が幅広くて、競技人口も増えているから、地域密着スポーツになりやすい。社会貢献、地域貢献をするのであれば、フットサルを応援するのは、実感の持てるものになるにと思いますね」




















































 
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